ボンカレーはレトルトカレーの草分け的存在として、根強いファンに支えられている商品です。全国的な販売は2003年に一度終了しましたが、今年の5月には発売40周年を記念して50万食限定で復活しています。
実はそのボンカレーですが、沖縄では今でも売られているため、沖縄みやげとして購入する旅行者もおおいそうです。
また味の人気は全国でも沖縄でも、トップは中辛。そして次に来るのが沖縄では甘口で、全国区では辛口になるそうです。
実際に人気の方よりはかなりあるようで、今年の全国的な限定発売も中辛と辛口のみの発売でした。相変わらず甘口を食べるには、沖縄に行かなければ行けない状況が続いているようです。
実はこのボンカレーが登場したのは昭和40年代で、当時一般家庭に普及していた小麦粉を多く使った作り方が特徴です。
その後ジャワカレーの発売から、カレールーを使ったカレーはさらさらしたものが主流となり、ご飯にしみ込むタイプに換わっていきます。
そういったカレーに対する味や作り方の変化から、ボンカレーは徐々に衰退。今年復刻版が発売されたことで、実際に食べた人の中には今のカレーとの違いを感じた人も多かったようです。
ではなぜ今でも沖縄ではボンカレーは人気があるのか?それは「最初に味が気に入ったら食べ続ける県民性」によるものだと、大塚食品那覇出張所の渡辺一弘所長は語っています。
どうやらボンカレーは沖縄の人たちの間では、定番のレトルトカレーとなっているようで、今でもその味を好む人たちが多いようです。
全国的にはカレーと言えばサラサラタイプのものが主流ですが、今でも沖縄では小麦粉を使うタイプのボンカレー人気が続くとともに、甘口が好まれるのはとても不思議な感じでした。
もっともそれが沖縄の方々の県民性であるのならば、なるほどと納得ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070813-00000016-ryu-oki