冷やし中華と言えば夏の定番で、ラーメン店や中華料理店ではそれぞれ独自の誰や具材を使って、まさにオリジナルレシピでお客にアピールしている。
昨日TBSのテレビ番組、アッコにおまかせを見ていたら氷結系ラーメンを紹介していた。どうやら今年はたんなる冷やし中華じゃなくて、更なる上の氷結系冷やし中華がポピュラーになるのかもしれない。
まず紹介されていたのは儀左ェ門と言うお店の、氷結系冷やし中華。なんと麺の3倍くらいのかき氷を使っているので、まさに冷たい麺が食べられる。しかもかき氷のデザート付き。
コレまでの冷やし中華は氷水で麺を冷やす程度だったけど、かき氷を麺に掛けることでさらに冷たくなるわけ。ちなみに食べ方はつけ面の形で、誰につけて食べるので冷やしつけ麺と言うのが正解かな。
次に紹介されたのは、麺屋武蔵の冷やし坦々麺。実は以前他のテレビ番組の企画で作られた冷やし中華で、坦々麺の上に乗る辛肉炒めはひき肉ではなくて、サイコロ状の肉なので食べ応えがある。
そしてなんと言っても特徴的なのは、冷やしスープ以外にとんこつのアイスが付く事。しかもこのとんこつアイスって言うのは、坦々麺の特徴となる辛いスープがコーティングされてる。
だから麺屋武蔵の冷やし坦々麺ていうのは、食べ進めると冷たいアイス状のスープが溶け出して、味が常に変わっていくわけ。なんとも凝った仕掛けがしてあって、食べる楽しみを追求した作品といえそう。
いずれにしてもここ数年は夏の暑さが増しているし、天気の平年並みって言われる温度も10年前より平均1℃は上がっているみたいなので、夏は冷たいものが欲しくなる。
冷やし中華も氷結系といわれるものが登場する影には、夏は冷たく冷やす事を進め続けた結果だろうね。そうめんや冷麦などは氷水に入っているわけだし、冷やし中華のレシピも具材やタレだけじゃなくて、とうとう冷やしの温度が問われるようになっていくのだろうか。
まあ確かに水道水で冷やしただけの生ぬるい冷やし中華は、やはり食べて美味しくない。だけど中華の場合には油を使う分、氷結系になると油が固まることが不安。そのあたりを上手くクリアしないと、逆に変な料理になってしまうので要注意だね。