サッカー日本代表はサウジアラビアに負け、惜しくもアジアカップ決勝戦へ進めませんでした。エースのFW高原選手が不利な判定を受けてしまい、思ったように活躍できなかったことが響いたようです。
サッカーの場合は広いフィールドを、一人の主審が判定をコントロールします。もちろんラインズマンや第4審判も存在しますが、最終的には主審の判断にゆだねられることになります。
今回の試合で日本代表とサウジアラビアの一戦を任された主審は、オーストラリア人の審判。豪州戦で同点ゴールを決めたFWの高原選手に対して、明らかに不利になるジャッジを繰り返したのです。
これにはオシム監督もご立腹で、再三にわたってベンチを飛び出して主審に「WHAT?」とジェスチャーでアピール。
それでも主審のFW高原選手への不利なジャッジは続き、日本代表は得点を重ねることが出来ずに敗退。サッカーに限ったことではありませんが、審判が相手に傾くと一人分以上の力を持つ存在になってしまいます。
もちろん日本のDFも3点取られてしまったのですから、やはり守備力が低いのも事実。それでも逆転機に再三にわたってエースが不利なジャッジをされては、やはり得点を挙げることは難しい。
結局攻めきれないサッカーを続けた結果が、サウジアラビアに得点を与える流れを作ってしまったようです。完全な力負けではないだけに、オシムジャパンとしては納得の行かない結果といえるでしょう。
今回のサッカーアジアカップは日本の三連覇がかかった大会で、オシムジャパンとしても第一関門と言われた試練の大会。
それがこのような不利なジャッジに泣く結果では、なんとも後味が悪いもの。審判のローテーションがおかしい部分もありますし、本来ならばアジアカップには中立的なヨーロッパ等の審判を呼ぶべきだったのかもしれません。
今後の大会運営も考えさせられるような結果で、サッカーにおける主審の中立な笛がいかに難しいものなのかが、改めて考えさせられる試合だったといえるでしょう。
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