ペットを飼う人たちにとって、最近は犬といえども家族同然。ソフトバンクのCMでは、何故か犬がおとうさんにまでなっているくらいです。
そういったペットを家族同然としてかわいがっている人たちにとっては、一番困るのは旅行中の世話。昔は隣の家に頼むことも珍しくありませんでしたが、最近はペットホテルなども増えている状況です。
確かに核家族になってご近所付き合いが減ったのもあるでしょうが、何よりもペットを家の中で飼う「部屋飼い」が増えたのがその理由のようです。
最近では海外旅行中に航空会社が犬を預かるサービスを開始していますが、夏に向けて日本航空と全日空で犬の預かりを一時休止しています。
日本航空は7月20日から、ブルドッグとフレンチブルドッグの預かりを中止。全日空は8月1日から9月30日まで、ブルドッグ、ボクサー、テリア、チャウチャウ、ベキニーズなど11犬種を休止すると発表しています。
これらの犬種は高温に弱く、体温調整が難しいための処置とのことです。実際に最近は雑種を飼う人が減り、単一犬種を飼う人が増えています。
本来外来種の犬の場合には、どうしても日本の風土に合わない場合もあります。犬に洋服を着せる人についての論議がありますが、実は寒さに弱い犬種もいるので必要な場合もあるのです。
日本古来の柴犬などでは問題になりませんし、四国犬や土佐犬など地方で生息している犬種をその場所で飼うならば問題は起きないはず。かわいいからと外来種を飼う事から、ちょっとした問題も起きているようです。
ペットとして飼われる犬にとっては、本来気持ちよく過ごせる環境ではない場合もあり、かわいがってもらうのも痛し痒しトいったところでしょうか。
いずれにしてもペットを飼うことはまず環境に順応させることでもあり、本来の生育環境に合致しない場合には育成に注意が必要と言う事ですね。