亀田選手とボクシング世界フライ級タイトルマッチを行なうか否かでもめていた、ポンサクレック・ウォンジョンカムせんしゅ。なんと同級6位の内藤大助選手に敗れて、18度目の防衛に失敗してしまいました。
実は内藤選手との試合前から、ポンサクレック・ウォンジョンカム選手は亀田興毅選手を挑発。タイに試合に来いとまで行っていたのですが、王者の地位を守ることは出来ませんでした。
こうなると今後の亀田興毅選手が、一体誰に挑戦するのかに注目が集まります。同門対決を避けた場合には、内藤大助選手に試合を申し込むのでしょうか。
もっともポンサクレック・ウォンジョンカム選手は判定負けで、本人も釈然としない気持ちもあるかもしれません。そうなると通常ならばリベンジマッチになるのでしょうが、実は内藤選手とは過去2回戦っています。
最初に内藤選手とポンサクレック・ウォンジョンカムがグローブを交えたのは、2002年の4月でした。そのときには1回TKO、二度目の再戦も7回負傷判定でポンサクレック・ウォンジョンカムの勝ち。
ボクシングの世界では力の差がある程度ハッキリする場合もあり、内藤選手をポンサクレック・ウォンジョンカム選手が甘く見ていたともいえそうです。
さすがに同じ相手同士で4回もボクシングの世界戦を行なうのも不自然ですから、亀田興毅選手と対戦しても良いような気もします。
いずれにしてもフライ級の世界チャンピオンがWBA、WBC共に日本人となったことはボクシングファンにとっては嬉しいことでしょう。
もっとも世界戦を日本人だけで戦い会うような状況も、ちょっと複雑な状況ともいえますよね。今後は亀田選手を含めて日本人選手による、ボクシングフライ級世界戦が続くのかと思うと、ちょっと不思議な感覚にもなります。
やはりボクシングの世界チャンピオンを争う以上は、世界各国の選手が派を競ってこそ盛り上がるもの。ある意味複雑な状況になってきたとも言えそうです。
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