高砂親方(元大関朝潮)が8月9日に弟子の朝青龍と話し合いを再び行ないましたが、結局説得に失敗したようです。
大相撲の世界は縦社会とも言われ、本来は親方と弟子の関係は絶対的なもの。通常は部屋の先輩後輩や番付の上下などだけでも相当な差があり、それが親方と弟子となればなおさら。
今回の朝青龍がケガを申告して巡業を休みながらも、モンゴルでサッカーの試合に出場した件は中々打開策が無いような状況になっています。
本来は高砂親方(元大関朝潮)がきっちりと言い聞かせるべきですし、モンゴルに帰国していたことすら知らないこと事態が問題です。
また朝青龍は日本に帰化していないため、横綱として活躍引退となっても相撲界に残らない可能性も非常に高く、大相撲の歴史的観点からも問題視する声が上がっているようです。
ただですらそういった問題がある横綱に対して、今回の朝青龍が起こしてしまった行動には、反体制的な人たちの心に火をつけてしまったといえそうです。
高砂親方(元大関朝潮)と朝青龍の関係を見ていると、最近の親子関係にまで繋がりそうな状況に思わず苦笑してしまいます。
缶コーヒーのCMで子供をしかる異性人のバージョンがありますが、まさにこの星の親は子供をしからないが、大相撲界の師弟関係にまで波及してしまった見たいな状況。
少なくとも国技の頂点に立つものが、ちょっとした問題を起こして処分されたからと精神面で医者の世話になるなどは、本来あってはならない事。
朝青龍は心技体といわれる格技の中でも、最も大切な「心」をなくしてしまったのかもしれませんが、いい大人があまりにも情けないとも言えます。
高砂親方(元大関朝潮)にしても、現役時代に自分が登りつめる事が無かった地位に愛弟子が達したとは言え、毅然とした態度で朝青龍にぶつかるべき。
大相撲の発展のためにも、今回の朝青龍のサッカー騒動が解決することを祈っています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000154-jij-spo