F1のドライバーは通称F1パイロットとも呼ばれ、まさに選ばれしものたち。その時代ごとに年間で世界に数十人しか存在しない、まさに雲の上の人たち。
ブラジルの元F1ドライバー、ネルソン・ピケは3度もドライバーズチャンピオンに輝き、自動車レースの最高峰を走る中でも、まさにヒーローといえる存在だった。
そのネルソン・ピケも現役を退いて今では54歳。フツーならばそろそろおとなしくなる年齢だし、人によっては第二の人生を始めるころ。
自動車レースの最高峰であるF1で活躍したピケならば、もうすでに悠々自適の生活をして「スローライフ」を楽しんでいるとばかり思っていた。
ところがなんと今年の6月に、一連のスピード違反と駐車違反などで自動車運転免許を取り消し処分されていたことが判明。
しかも彼の妻も同様に免許を執行しているため、一緒に教習コースを受講するらしい。夫婦仲良くてなんともほほえましい等とは行ってられないような、ちょっと情けない状況におちいったようだ。
そもそも元F1ドライバーであるわけだから、ネルソン・ピケは一般道では飛ばしてはいけない事など嫌というほど分かっているはず。
それなのにスピードを我慢できなかったり、駐車違反をするなんて車関係の仕事をしていたとは思えない。元がつくとはいっても、世界有数のドライバーがこんなことになるとは残念。
もっともピケ氏は通信社G1に対し「私たちは間違いを償わないといけないと思う」と語り、さすがに反省の弁を述べているようだけど、時すでに遅しといった感じです。
彼らは8日間で合計30時間のコースを受けなくてはならず、その後は試験に合格しないと自動車運転免許は再交付されないそうです。
自動車免許取得の為に教習を受けるなんて、元や現役を含めてもF1ドライバーではネルソン・ピケが始めてなのかもしれない。クレバーな走りを披露していたドライバーだけに、なんとも残念なニュースです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070731-00000478-reu-spo