携帯電話の新たな利用方法として、青森大学が学生の出欠確認に利用しています。この試みは成功しているようで、全国の大学に普及していきそうな気配です。
今や小学生から携帯電話を持つ時代となり、大学生ともなれば携帯の操作もお手の物。殆どの学生が所有しているわけですから、それを出欠確認に活かす事は賢い選択。
実際の利用方法は抗議中に教員が数字を発表し、学生はその番号を携帯電話で講義名とともに専用サイトに入力するものだそうです。
とうぜん講義中に行なうので、居眠りなどしていれば無駄。つまり単純に出欠を確認するだけではなく、学生がキチンと講義を聞いているかどうかも問われるわけです。
しかも無作為で選んだ数人には起立して名前を告げるメールが届くそうなので、他人の携帯電話を預かって代返することも難しそうです。
ちなみにこの名前を告げるメールが届いた人には、100円の生協利用券の当りが付くのだとか。もちろんそれだけではなくて、履修登録や休講のお知らせ掲示板機能もあるそうです。
すでにアメリカでは数年前からパソコンを利用した論文課題の提出なども、特に珍しいことではないようです。日本では携帯電話のこういった通信を利用したものが、やっと取り入れられたということでしょう。
もちろん携帯電話を所有しない学生や、忘れてきた人たちの場合は出席カードで対応してくれるので、学生人とっては一安心。もっとも忘れ物をしない習慣付けにも、このシステムは一役買ってくれそうです。
最近はスイカカードの機能が付いたり、各種のお財布機能が付いているので、携帯電話があれば何でも済んでしまうようなご時勢。
とうとう大学の出席までもといいたくなる人もいそうですが、この試みによって休んだり遅刻したりする学生が減ったそうです。
今後は企業でも取り入れられれば、タイムカードの廃止や部署内での連絡事の通知も可能。シフト勤務を行なっている部署などでは、簡単に確認が出来るので便利なシステムと成りそうです。
携帯電話機といった呼び名もそろそろ考え直さなければいけないくらいに、どんどんその利用法が拡大している感じですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070715-00000003-khk-l02