中国で日本のお米が大人気らしいけど、価格は中国産の20倍、タイ産、ベトナム産の10倍の値段なんだから驚きますね。
今回日本のお米が売られたのは、中国上海市の高級百貨店「久光百貨」内のスーパーマーケット。午前10時から午後5時までの間に、2キロ入りのお米が500袋も売れたそうです。
その中でも驚くのは、500袋のうち180袋を除いてはまとめ買いだったこと。スーパーの責任者によると、「日本産コメの購入者は主に外国総領事館員と香港人ビジネスマンで、日本産のコメのうまさを知っている人が多い」との事。
どうやら一部のお金持ちだけが口に出来るようで、特にその中でも食通の人が買い占めてしまったのかもしれません。
日本ではさすがに魚沼産のコシヒカリでも、通常のお米より高くても他の10倍の価格になることはありません。それが20倍の価格となれば、さすがに庶民には手が届かない金額。
確かに日本のお米はおいしいと言われていますし、高い食材イコールおいしいという考え方は、日本の高級レストランなどでもまかり通っています。
とは言えお米の場合は、といで炊くだけのシンプルな主食。それが普通の10倍、20倍の金額で売られるのはなんとも不可解なお話し。
中国に輸出される量が少ないのだとは思いますが、一部の食通にしか食べてもらえないのも少し残念が気持ちがします。
日本人の感覚からすれば、お米自体は決して高価な食材ではありません。もっともシンプルゆえに味の良し悪しがハッキリするので、やはり高いお米は味が違うのも事実。
とは言え今回の中国での日本米の高さは、一体何が原因なのか。ただ単にどこかの誰か儲けているだけだとしたら、ちょっと残念な結果。
日本米が気軽に食べられるだけでも、日本に住んでいることは恵まれていることなのかもしれません。ちょっとオーバーかもしれませんが、今の20倍の価格になったおにぎりをコンビニで買えないですからね。
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